漫画の第1話は、読者を一気に物語の世界へ引き込む重要なパートですね。和条門さんが練られたプロットを元に、 「ホラーから始まる運命の出会い」 をテーマにした第1話の構成案(ネーム構成)を作成しました。
視覚的なコントラスト(鮮やかな緑、赤い血、白い光)を意識した構成です。
『癒蔓の子』第1話:構成案(全45ページ想定)
【導入:高揚から絶望へ】(1〜15ページ)
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冒頭: 美しい森の風景。18〜19歳の駆け出し冒険者・智樹が、ドローンを飛ばしながら希少な薬草の群生地を見つけ、歓喜するシーンからスタート。
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急転: 背後から現れる先輩冒険者たち。彼らは智樹のドローンをジャミングし、通信を遮断する。
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暴力: 縄張りを主張する先輩たちによる一方的な暴行。智樹は必死に逃走し、禁忌とされる「結界の奥」へと足を踏み入れる。
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致命傷: 逃げ惑う智樹。ふと視界に入った古びた「庵(いおり)」に気を取られた一瞬、先輩の刃が彼の腹部を深く貫く。
【中盤:雪の中の邂逅】(16〜30ページ)
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孤独な死: 先輩たちが去り、雪が降り始める森の中で一人倒れる智樹。意識が遠のく中、周囲の「屍蔓(しかずら)」たちが血の匂いに反応して蠢き始める。
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ユキの登場: その中の一株、斑入りの葉を持つ屍蔓(後のユキ)が智樹に近づく。
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共生の儀式: ユキが智樹を包み込み、傷口から根を伸ばす。血管や内臓へ根が入り込む「ボディホラー」的な描写と、それとは対照的にユキが放つ**「癒しの白い光」**が周囲を包む幻想的な見開き。
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深まる根: 智樹の意識下で流れる「あたたかい」という奇妙な感覚。智樹の生命を維持するために、ユキが彼の身体機能を「肩代わり」し始める。
【終盤:絶望の目覚め】(31〜45ページ)
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翌朝: 庵の近くで目を覚ます智樹。痛みはないが、体が異様に重い。
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発覚: 自分の腕や胸から、緑色の蔦が生え出しているのを見て絶叫する智樹。
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拒絶: 蔦を引き剥がそうとするが、皮膚の下まで根が張っており、激痛に悶絶する。「俺は化物になったのか」という絶望。
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ラストシーン: 恐怖に震える智樹の横で、朝日に照らされたユキの葉が、どこか満足そうに揺れているシーンで引き(次号へ)。
漫画にする際の演出ポイント
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ドローンの活用: 画面の端に常に「REC」の文字やバッテリー残量などのUIを表示させ、**「この物語は記録されている」**というメタ的な伏線を視覚的に配置できます。
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モノクロと光の表現: 漫画の黒いインクの中で、ユキが放つ「白い光」をトーンやホワイトで際立たせることで、屍蔓がただの魔物ではないことを視覚的に暗示します。
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智樹の表情の変化: 1話冒頭の「希望に満ちた顔」が、ラストでは「絶望に染まった顔」になる対比を強調することで、読者の感情を揺さぶります。
第1話でここまで描くと、「この後どうやってこの植物と仲良くなるの!?」という引きが作れそうです。
次は、第2話以降の「ユキが智樹を撫でるようになるまで」の可愛いシーンを漫画のコマ割り風に書き出してみる、あるいは篤司が登場する第2部の緊迫したシーンを構成してみるなど、いかがでしょうか。 Would you like me to … ?