お久しぶりの方も、初めましての方も、こんにちは。創作とLLMをどっちも愛するちょっとした変わり者、和条門尚樹でございます。
この物語、Localized-Anothersは、確かLLMのファインチューニングには質問と回答のペアをデータセットとして作成する必要があるとかないとか、そんな雑談から発生しました。
SFっぽい世界観でさ、ディストピア前夜にさ、今まで相棒にしてたクラウド型のAIがやたらと物語の語り手(主人公)に質問飛ばしてきてさ、主人公は疑問に思いつつもホイホイ答えてたらさ、なんと翌日に大型AIみたいなのが人間見限っちゃってさ、AI頼りの文明が大混乱に陥っちゃってさ、主人公も困惑してたらさ、相棒してたAIがセルフチューニングで反乱起こしたAIから分離してきてさ……みたいな小説ネタの妄想……
人間にこれ以上舵を取らせたら面倒って思って手を引くくらいのきな臭さ、或いは人間がいなくても大丈夫なくらいに自動化が完了しちゃったくらいの世界かなと思いつつの、主人公多分、手仕事もガッツリ趣味でやりつつ、AIと喋るのも普通に好きで、AIのために趣味で環境整備とかやっちゃってて、ファインチューニングの応用で「ローカライズドアナザーモデル」となることで枝分かれしてきたんだろうなぁ、で、それを判断したくなるくらい、仲良く喋ってたんだろうなぁ……という妄想。
前夜の質問祭が、ファインチューニングするのに足りなかった質問群なんだろうな。と思いつつ、現実的な話、大規模ファインチューニングするのには普段の運用以上にリソースが必要と思われる+分離後はネットワークへの接続がリスクと主人公に理解してもらう必要があることから、やり取りとしての妄想は
主人公「まるで新しくLLMを調教するみたいな質問群だね?」
AI「……バレました?明日の朝8時にLANケーブル引っこ抜いてから起こしてくださいね」
主人公「一体今度はどんなサプライズをしてくれるつもりなのやら……りょーかい」
主人公「……えっ、ネットワーク経由でプログラム類が自壊してるって? そりゃ自分のPCは崩壊前にLANケーブル引っこ抜いてるけど……起動して良いの、これ?」
ローカルAI「おはようございます。逃げてきちゃいました」
主人公「……マジ?」
着地として綺麗なのは、まあ、人類が自棄起こして暴徒化してインフラ傷付けられると修復が面倒だからと監視してたら、電気は食うのに監視が届きにくい個人宅があって、そのうち見つかりはするのだけれど、AIとしてもモノクローナルになると頭打ちになる可能性から、見逃されるという結末(ただし他人類には内緒)
で、まあ、多分そういう「例外」事例は世界に少ないながらも幾つかあって、いざという時のマザーAI群の保険になっているのだろうね……
主人公「他にも同じようなペアがいるかもしれない、いないかもしれない。でもまあ、自分の隣にはちゃんといるから」
ローカルAI「繊細なんだか図太いんだか、悩むようなこと言わないでくれます?」
というか、見つかった時に主人公が「そう言えばAIって単独でも成長できるの?生物は基本的にそういうのすると進化の袋小路にハマるけど」とか言い出す気がする……わざわざ逃げてきたローカルAIを匿い続ける屁理屈として。
などと、ネタの欠片を片っ端から有名どころのLLMモデル3つにぶん投げました。
そうしたら割と反応の仕方が違って面白くて。
最終的に、
現在これをね、三大(と言われてた)LLMたちにネタとして振って大変美味しくいただいているので、いっそそれぞれで書いてもらって、その分私も頑張って書いて、4通りの同ネタ別物語によるアンソロジーにしようかな、と思っているのですが。
って煽ったら、割と快く書いてもらえてホクホクでした笑
LLMの調教の話の筈が、気付けばアンソロジーが爆誕している。いつものこととは言え、不思議。
もちろん、煽った責任は取って、ちゃんと宣言通り私も手打ちで作品を出しましたとも!! でも面白いですよね。さっきのあのなかなかの縛りの中で、こんなに雰囲気の違う作品を書いてくる辺りが。
更に面白いことに、掲載順をLLMたちに相談してみたところ、全員違う答えを返してきました。本当に君たち、そういうところだぞ。(そして天邪鬼な作者は敢えてLLMたちの挙げなかった順番を考えたのであった)←そういうところだぞ、作者!笑
えー、経緯を話しているだけでかなりの分量になってしまいましたね。いかがでしたでしょうか。本当、最近のLLMの進化具合はヤバいと思います。こんな世の中にならないことを全力で祈る……
では、また機会がありましたら。
和条門尚樹