癒蔓との共生まとめ


共生の成立条件

必須条件

  • 致命傷を負っていること
  • 意識がない、または極めて朦朧としていること
  • 抵抗しないこと(反射でも抵抗すると締め殺される)

成功率が上がる条件

  • 既存の共生者によるサポート(体を押さえる、癒蔓に伝える)
  • 本人の受け入れる意思(「寄越せ」と自ら選ぶ)
  • 先輩癒蔓から新株への「この人は抵抗しない」という伝達

失敗パターン

  • 軽傷で試みる → 意識があるため抵抗 → 締め殺される
  • 麻酔で意識を落とす → 体が反射で動く → 締め殺される
  • 致命傷を負う → 癒蔓が来る前に死亡

共生プロセス

初期(寄生直後)

  • 癒蔓が傷口から侵入
  • 血管を物理的に塞いで止血
  • 循環器系、消化器系、神経系に接続
  • 腸管・膀胱の内容物を養分として吸収開始
  • 肺の機能を補助(光合成による酸素供給)

定着期

  • 傷の多い部位に蔦が密集
  • 皮膚の下を根が這う(緑の血管のように透ける)
  • 神経が癒合し、感覚の共有が始まる
  • 代謝回路の書き換えが完了

身体的変化

必要なもの

  • 水(大量に必要、リットル単位)
  • タンパク質(肉)
  • 日光(光合成のため)

不要になるもの

  • 炭水化物(光合成で補われる)
  • 排泄機能(全て吸収される)
  • 意識的な呼吸(癒蔓が酸素を供給)

強化される能力

  • 持久力(酸素と糖分が常に補給される、息切れしない)
  • 体温調節(蔦が保温)
  • 環境感知(水場、天気の変化を察知)
  • 傷の治りが早い
  • 同族認定(他の癒蔓に襲われない)
  • 水魔法(特に、既にある水を操る力)

失われる能力

  • 火魔法(使えない、または使いにくい)
  • 通常の代謝サイクル

外見的変化

蔦の配置

  • 致命傷の部位が「核」となる
  • そこから螺旋状に広がる
  • 特に傷の多かった部位に密集

皮膚の変化

  • 根が皮膚の下を這う(緑の血管のように見える)
  • 境界線は血管が緑色に浮き出る
  • 肌は異様にきめ細かい(排泄がないため)
  • 常に微かな温かみ(蒸散による瑞々しさ)

服装の制限

  • 蔦が生えている箇所を避けた設計が必要
  • オーダーメイド必須

老化と寿命

老化停止

  • 共生開始時点で成長・老化が止まる(または極めて鈍化)
  • 若くして共生 → 若いままの外見を維持

若返り

  • 高齢で共生した場合、癒蔓が「老化も損傷」と認識
  • 肉体的に最も充実していた時期まで巻き戻る可能性
  • 例:五十代 → 二十代前半

長命化

  • 癒蔓の寿命に引っ張られる
  • 数百年単位で生きる可能性(陰陽師の時代から存在)

感覚の共有

初期(1〜4日目頃)

  • 癒蔓の欲求が宿主の体を動かす(半分乗っ取り状態)
  • 宿主からの干渉は不可能
  • 癒蔓に知性はなく、本能のみ

中期(5日目〜1ヶ月頃)

  • 感覚の共有が安定
  • 「あたたかい」「おなかいっぱい」などが伝わる
  • 癒蔓に感情が芽生える(「うれしい」「しょんぼり」)
  • 宿主が癒蔓に干渉できるようになる

後期(1ヶ月以降)

  • 対等な共生関係
  • 宿主の意思を癒蔓が汲む
  • 互いの感情が流れ込む
  • 癒蔓は幼子程度の知性を持つ

長期(数年〜数十年)

  • 癒蔓の語彙と知性が発達
  • 高度な意思疎通が可能
  • 植物ネットワークへのアクセス(森の植物の声を聞ける)

植物ネットワーク

基本機能

  • 癒蔓同士が繋がっている
  • 森の植物とも情報共有
  • 水場、危険、通行者などの情報が伝わる

共生者間の応用

  • 癒蔓を介して共生者同士が繋がる
  • 言葉ではなく感情・意図・映像の共有
  • テレパシーもどきとして機能
  • 複雑な情報は伝わりにくい、簡潔な意思疎通向き

個人差

  • 言語化が得意な者:整理された情報を送る
  • 感覚派の者:見たもの感じたものをそのまま送る
  • 癒蔓が通訳・翻訳の役割を担うことも

癒蔓の個性

個体差がある

  • 葉の形状(丸い、ギザギザなど)
  • 斑の入り方
  • 性格(おっとり、棘がある、など)

成長速度の差

  • 先輩癒蔓がいると成長が早い
  • 理解ある宿主だと安定が早い
  • 孤立した状態だと時間がかかる

感情の発達

  • 最初は本能のみ
  • 宿主との交流で感情が分化
  • 「うれしい」「かなしい」「さみしい」「すき」
  • 語彙は宿主や先輩癒蔓から学ぶ

社会的影響

知られている情報

  • 共生者は老化しない(らしい)
  • 致命傷が必要、成功率は低い
  • 見た目が異形になる
  • 火魔法が使えなくなる

秘匿されている情報

  • 若返る可能性がある
  • 共生者のサポートで成功率が上がる
  • 植物ネットワークの存在と機能
  • 共生者間のテレパシーもどき

デメリットまとめ

  • 火魔法が使えない/使いにくい
  • 服がオーダーメイド必須
  • 見た目が異形(社会的偏見)
  • 引き剥がそうとすると激痛
  • 周囲の人間より長く生きる(看取る側になる)

メリットまとめ

  • 不老(長命)
  • 若返りの可能性
  • 持久力向上(息切れしない)
  • 傷の治りが早い
  • 環境感知能力
  • 同族認定(癒蔓に襲われない)
  • 植物ネットワークへのアクセス
  • 共生者間の意思疎通
  • 水魔法の制御強化