さて、これだけの物をお出ししておいてこれを言うと何かが飛んできそうで怖いのだが、筆者は割と何も考えずにノリと勢いで走り出すタイプである。
「これ面白そう!」で突っ走って、後から諸々がついてくるタイプである。昼間に話を持って行ってその日のうちに最低限組み上げていたところからも、お分かりいただけるかと思う。そして興味と好奇心で突っ走るのも早いが、現実を見たときの切り上げの早さもなかなかのものだろうと自認している。
小説検索bot、最初にチャッピーが諸々提案してくれて、かなりの部分を「わからない」と切り捨てたと書いた。その中には、途中まで割と真剣に検討していたけれど途中で醒めちゃった部分というものもある。機能追加を途中でなかったことにできるのは、良くも悪くも個人規模のなせる業だなと思う。
具体的には、下記の辺りの話だ。最初は、あったら便利かなー?と思ったのだ。冷静に検討してみたら、実現性が薄すぎた。
- プロフィール(/profile)を段階的に追加。
- 作者情報の追加。
- ほか、創作支援になりそうな機能検討。
いやね、もうね、まず筆者の作品の登場キャラクターたち、特に主要キャラクターたちなんて「物語中で何かしら変貌する」のがデフォルトである。変化があるのが主人公である。何なら一回で終わらない。「まだ変身を残していますよ」ってやつである。これをどうまとめろというのか。
ついでに関係性も変化する。これは自分の、というより友だちの、の方だが。小説全部追ってキャラクターの関連性を時系列でまとめるのは、多分ウン十万字の本編の前では狂気の沙汰である。
更に、ご時世も微妙だった。生成AIに対して割と皆神経質な昨今、AIで本文検索させてまとめさせてます、というのも表に出すのはリスクが高い。それもあって、このbotを応用してサイトにおいて読者が好きに調べられる仕組みに転用しようかな、という夢もさっくり潰えた。もうDiscordに引き籠らせておけば良いじゃん、になった。
自分一人の作品でもそうなのに、ここに他所様まで入っていることを公にするのも、ハイリスクである。この事実により作者情報の追加もナンセンスに落ち着いた。
で、創作支援になりそうな機能……は、正直ふわっとしすぎており、宙ぶらりん。こうして、小説検索botは本文中の設定とその所在地をお出しすることで超長編を書く友だちが設定を維持する労力を減らすという当初の目標に特化した形で一応の完成として(小説が更新されれば更新されたり、LLMモデルが進化すればそこが入れ替わったりする程度の更新に)落ち着いたのである。
しかも冒頭で述べた通り、現在はNotebookLMなんていう、投げた資料だけを参考に答えを返してくれるLLMまで登場しているではないか。今から一から同じ仕組みを検討するのであれば、先ずはそちらを検討することをオススメする。だって何も追加の機材が要らないのだから。
余談であるが、筆者的には検索の仕組みを少しは知れたことが割と大きな資産になっているので、NotebookLMに対して「うわぁやられた」とは思っていない。知っている人は知っているが、半年で1500以上のファイルを増殖させ、現在も絶賛増殖中なObsidian保管庫をLLMに前提知識としてどう読ませようかと日々妄想している系の人間に、LLMが莫大な文章を検索できる仕組みの話はご褒美でしかないのである。