前項でも述べましたが、Linux系のOSは、主に文字で打ち込むコマンド主体で動かす、個人の作業よりもサービスの基盤として使われることの多いコンピューターのシステムです。有名どころの一つにUbuntuがあり、大体の自鯖はUbuntuの入ったVPSを借りれば建てることができます。自鯖チャレンジ勢の記事もUbuntuで書いたものが多いので、参考にするならばUbuntuを借りるのが無難でしょう。
文字のコマンド主体で動かすため、リモート(遠隔)で操作する時も画面は文字のみの表示となります。また、リモート操作することが多いため、WindowsやMacと言ったGUIのコンピューターの画面にリモート接続するよりも、接続するための手順が少ない場合があります。
VPSの操作方法
SSH接続して操作
SSH鍵という、まさに文字通り鍵のようなものを符号に使い、ターミナル、Terminus(これらはWindowsにもMacにもあります)やTeraTerm、Putty(これらはWindowsにあります)といったSSH接続に対応したアプリでVPSサーバーに接続し、コマンドを打ち込みます。
後述のコンソールからIDとパスワードで接続するよりセキュリティに優れていたり、コマンドのコピペ方法が直ぐに調べられたりするので、基本的にはSSH接続が推奨されています。
SSH接続については、別項目で後述します。
VPSサイトのコンソールから操作
上記SSH接続の設定などをミスるなどして、SSH接続できない時に使うかもしれない方法です。IDやパスワードでログインします。
VPSの業者さんによってコンソールは様々(=コピペに必要な操作も様々)なので、操作方法に関しての知見は非常に少ないです。
VPS初心者引っかかったあるある
せっかく借りたVPSの電源を入れそびれる
目の前にコンピューター本体があれば、電源が入っているとかいないとかは目視しやすいのかもしれませんが、何せ遠隔でサーバーを借りているのもあって、電源を入れるのを忘れがちです。
VPSのサイトからコンソールで入る際には目に入りやすいですが、そうではなく後述のSSH接続を行おうとした際は、ひたすら接続がタイムアウトすると言われ続けれるだけのため、タイムアウトで検索してもなかなかこの答えに辿り着きません(経験談)
VPSで借りたサーバーの電源が入っていることを、VPSのサイトから確認の上で、次の作業に移りましょう。
Linux系初心者引っかかったあるある
そもそもログインなどができない
ユーザー名、ふむふむ(ぽちぽち
パスワード、おや? カーソルが行方不明だが???
→よく分からず操作をして、パスワードが違いますと言われ続ける
パスワード入力時はカーソルが一切表示されないので、何をどう入力したのか全く分からない状態で、パスワードを入れ切って、Enterキーをぽちっとな、する必要があります。
コマンドのコピペでトラブる
特にありがちなのが、以下2つ。筆者も、せっかくヘルプ記事を見つけても、大体ここで詰まってました。
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コマンドの先頭にある『$』までコピペする
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コマンドを複数行まとめてコピペする
コマンドの先頭に『$』をつけただけなら、まだ自力で気付けます。何故なら、『そんなコマンドは存在しません』って返ってくるから! 問題は、コマンド複数行コピペの方で、よく最初の1行だけが実行されて終わったことに気付かず、ヘルプ記事と異なる挙動をする自分のサーバーにどれだけ首を傾げたことか。
コマンドコピペは1行ずつ、『$』の次からと心得ましょう。
勿論、長〜いコマンドが折り返し表示されている時もあるので、心配であれば一度テキストエディタなどに貼ってみて、改行の有無を確かめましょう。
改行するまでが1行です。
なお、コマンドを打ち終えたら、コピペであればあるほどコピー元と見比べて、そしてEnterボタンです。