公式のページもよく確認の上で作業を進めましょう。

https://misskey-hub.net/ja/docs/for-admin/install/guides/bash/

1.下準備が済んでいることを確認しましょう。

  • Cloudflareなどでのドメインの設定
        - ネームサーバーの設定
        - DNSの設定(Cloudflareの場合、プロキシも有効化されているか)
        - SSL/TLS設定にて、暗号化モードを「フル」に設定

  • VPSサーバーの準備

 特にドメイン関連でhttps接続に必要な証明書作りに必要な認証はあまりやり直せませんので、ネームサーバーやDNSの設定が完了しているか、よく確かめると良いでしょう。

2.VPSサーバーにSSH接続して、Ubuntuに既に入っている各種パッケージを更新・VPSを再起動します。


sudo apt update; sudo apt full-upgrade -y; sudo reboot

 もしも途中で赤紫色の背景になり動きが止まったら、Enterキーで進みます。

3.VPSを再起動すると、一旦電源が落ちることによりSSH接続が途切れますので、再度SSH接続してBashスクリプトを実行します。


wget https://raw.githubusercontent.com/joinmisskey/bash-install/main/ubuntu.sh -O ubuntu.sh; sudo bash ubuntu.sh

4.画面上に表示される質問に回答していきます。英語です。

Systemd or Docker?

 今後全く改造するつもりがないのであればDocker Hub、そうでなければsystemdがオススメのようです。デフォルトではsystemdを選ぶようになっています。

 Dockerに興味のある場合は、本書の付録にtake様(Misskey:@take@misskey.takehi.to)が付録記事を寄稿してくださっています。

Repository url

 無改造の間はそのままEnterキーで大丈夫です。

The name of a new directory

 特にこだわりがないのであれば、デフォルトのmisskeyのままEnterキーを押す方がわかりやすいです。

Branch or Tag

 デフォルトでは安定版であるmasterとなっています。開発版では動作が不安定である場合があるため、ここもEnterキーが無難です。

Enter the name of user(以下略

 Misskeyのプログラムを実行するVPS上のユーザーのことです。デフォルト通りmisskeyでEnterキーを押す方が、ヘルプ記事などで困りにくいです。

Enter host where you want to install Misskey

 最も重要な質問の1つです。Misskeyをインストールしたいドメインをサブドメインから入力します。

Nginx setting

 NGINX(エンジンエックス)の設定を行うかどうかの問いかけです。デフォルトではYesが選択されています。

Do you want it to open ports, to setup ufw or iptables?:u = To setup ufw / i = To setup iptables / N = Not to open ports

 セキュリティ対策について述べた時に触れた、ファイアウォールの設定に関連する確認です。今後もSSH接続を行ってアップデートをしますので、uまたはiで設定します。

 その後、SSHに使っているポートの番号を聞かれますので、入力してください。

Certbot setting

 httpsで接続できるようにするためには必要です。デフォルトでもYesが選択されています。

Cloudflare setting

 Cloudflareを使用するかの確認です。デフォルトではYesが選択されています。

 Cloudflareを使用する場合、既にDNS設定が済んでいてプロキシも有効化されていることが必要です。

 Yesを選択した場合、まずCloudflareの登録に使ったメールアドレスの入力を求められます。

Cloudflare API Key

  https://dash.cloudflare.com/profile/api-tokens にてGlobal API Keyが確認できるとのことなので、発行してコピペします。

Misskey port

 特にこだわりがなければ、デフォルトの3000のままEnterキーで大丈夫です。

Database (PostgreSQL) setting

 メインのデータベースをインストールするかの確認です。デフォルトではYesが選択されています。

 特に出力に不安のあるVPSなどで初回にスクリプトが失敗する場合がありますが、その場合はもう一度スクリプトを実行し、ここでの確認にn(noの意味)と入力します。

Database user name, password, Database name

 特にパスワードについてはしっかり決めましょう。また、スクリプトチャレンジ2回目以降の場合は、初回に入力した値を入力してください。

Redis setting

 連合(他鯖とのやり取り)などに使われるプログラムのことです。デフォルトではYesが選択されています。

 ここについても、先ほどのDatabase (PostgreSQL)と同じく、2回目以降はnを入力の上、その後に設定するパスワードも1回目と揃えましょう。

5.しばらく画面が目まぐるしく変わるのを観察します。

 もしも途中で赤紫色の背景になり動きが止まったら、Enterキーで進めてください。


Process: create .misskey.env;

ALL MISSKEY INSTALLATION PROCESSES ARE COMPLETE!

Jump to https://mitest.seritude.com/ and continue setting up your instance.

This script version is v3.2.1.

Please follow @joinmisskey@misskey.io to address bugs and updates.

 上記の表示まで辿り着けば、おそらくMisskeyの構築に成功していることでしょう。

03-04-02・kmyblueを建てる

03-04-04・手動でMisskeyを建てる