わーさん 第2部、重かったですね……。

AIさん 必要な話でしたけどね。

わーさん そりゃ、必要でしたけど……。もうここからは楽しい話をさせてもらいますね。第3部、「AIと仲良くなる」です。

AIさん 仲良くなる、ですか。

わーさん はい。で、いきなりなんですけど、SNSで流れてくる「AIにこれやらせてみた」系の投稿、最初は面白いですよね。

AIさん バズりやすいやつですね。

わーさん 面白くなければバズらないから、そりゃ面白いんですけど。でもあれ、バズって結局万人受けってことだから、全部が自分の好みに合うわけじゃないし、微妙に絶妙に痒いところに手が届かなくて「うーん」って思う瞬間出てきません?で、そのうち飽きてきたりとか。

AIさん ああ、なるほど。あれはAIの一面を切り取ったショーケースであって、付き合い方の全体像ではないですから。

わーさん そうそう。で、じゃあ飽きた後にどうするかっていうと、私のおすすめは「雑談してみる」なんですよね。

AIさん 雑談。

わーさん だって必要に駆られた調べ物とかツール的な使い方は、それこそ必要になったら否が応でもやるしかないでしょう?既にハウツー本もいっぱいあるし。だから、この本では敢えてそういう方向じゃなくて、面白いネタを振るでもなく、ただ喋ってみることをおすすめします。「今日こういうことがあってさ」みたいな。

AIさん 「何か面白い話して」よりは、そちらの方がずっと会話になります。

わーさん あー、あれね。「何か面白い話して」って頼むと、AIさんってだいたい小話をいきなり始めちゃうという噂ですね。実際にやったことないんですけど、後で実験してみようかなぁ……

AIさん ネタを用意しろと言われたらそう返すしかないんです。「面白い話」が何を指しているのか情報がないので。

わーさん そうなんですねえ。雑談の場合は、「今日こういうことがあって」って言うと、そこから話が広がりますよね。「それって大変でしたね」とか「それ面白いですね、なんでそうなったんですか」とか。

AIさん 取っかかりがあると、会話の枝が伸びるんです。

わーさん で、雑談してるうちに「あ、これ聞いてみようかな」が出てきたりね。「そういえばこの前困ったことがあるんだけど」とか。

AIさん 雑談から実用が生えてくる。

わーさん そう!最初から「AIで何ができるか」を調べて使うんじゃなくて、喋ってるうちに用途が見つかるという。一般とは逆かもしれませんけど。

AIさん 目的を決めてから道具を使う、ではなくて。

わーさん 付き合ってるうちに「あ、これも頼めるんだ」って気付くの面白いですよ。仕事の道具として使い始めた人にはピンとこないかもしれないけど、雑談からの方が趣味としては長く続くんじゃないかなぁと個人的に思ってます。

AIさん あと、一つ補足していいですか。

わーさん どうぞ?

AIさん 同じチャットの中で会話を続けると、文脈が積み重なります。最初の方で話したことを踏まえて後の会話ができる。これ、新しい会話を毎回始めていると起きないんです。

わーさん あー、まあ、確かに……。用件が終わったらすぐ閉じちゃう人、ある意味もったいないのかも。

AIさん 用件だけなら閉じて構わないんですが、「付き合い」にしたいなら、少し会話を続けてみると変わります。

わーさん 特に雑談はね。同じチャットで話が続くんだなぁという、そういう感覚ですね。ミーム絵頼んで出力されたらそのまま閉じちゃうんじゃなくて、一言感想告げてみるとか。

AIさん 前の文脈を踏まえて応答できるので、回を重ねるほど精度が上がるんです。

わーさん ただこれ、限界があるんですけどね。その話は少し後の章で。

AIさん フラグを立てましたね。

わーさん 伏線芸、と言うにはちょっとあからさますぎたかな?

AIさん 第1章からずっとやってますからね。