第6話のネーム構成案を作成しました。いよいよ物語の根幹、陰陽師の記憶へと迫ります。
『癒蔓の子』第6話:構成案「癒蔓の家」
【導入:異界の静寂】(1〜10ページ)
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探索の再開: 先輩冒険者たちが捕縛され、静まり返った森。
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合流: 篤司に守られるようにして、智樹が学者たちの元へ戻る。
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同族の守護: 森を進む一行。周囲には屍蔓が蠢いているが、智樹(ユキ)がいることで襲ってこず、道が開けていく奇妙な光景。
【中盤:『癒蔓』の名】(11〜25ページ)
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庵(遺跡)への到着: 結界の奥にひっそりと佇む古い庵。
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読めないはずの文字: 入口の柱に刻まれた難解な癖字。学者が首をひねる中、智樹がユキの記憶を借りて読み上げる。
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真実の片鱗: 「……癒蔓(いやしかずら)の、家」。その言葉に、ユキが懐かしさと悲しさで激しく震え出す。
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隠し扉: ユキの蔦に導かれ、智樹と篤司(そしてマイペースな学者)が庵の奥、何もないはずの壁に隠された部屋を見つける。
【終盤:追憶の展開】(26〜40ページ)
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書簡への接触: 台座に置かれた古い書簡に智樹が触れた瞬間、部屋全体が眩い白い光に包まれる。
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記憶の投影: 陰陽師の記憶がホログラムのように部屋中に溢れ出す。かつて愛する者を守るために作られた「癒蔓」が、戦に利用され、人々の恐怖によって「屍蔓」へと変貌していった悲劇の歴史。
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陰陽師の遺言: 「いつか、怖がらずに受け入れてくれる者が現れることを」。その願いが智樹へと重なる。
【ラストシーン】(41〜45ページ)
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共鳴する涙: 記憶を見終え、智樹とユキが重なり合うようにして静かに泣き崩れる。
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篤司の沈黙: 配信を切り、二人を静かに見守る篤司。その眼差しには、哀れみではなく深い敬意が宿っている。
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引き: 庵の外、どこまでも続く癒蔓の森が、夕日に照らされて黄金色に輝く美しい見開きで終了。
漫画的な見せ場・演出
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ポコポコ浮かぶ癒しの光: 5話のラストから引き続き、ユキの感情が動くたびに、画面の中に泡のような、あるいは雪のような白い光を浮遊させます。これが「ユキの言葉」の代わりになります。
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追憶の見開き: 32〜33ページあたりで、陰陽師が癒蔓を撫でている過去と、現在、智樹がユキを撫でている姿をオーバーラップさせる演出。構図を対比させることで、数百年越しの「救済」を視覚化します。
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学者のマイペースさ: シリアスな智樹・篤司・ユキに対し、背景で「論文のネタだ!」と大興奮して資料を漁る学者を小さく描き込むことで、読者の緊張を適度に和らげる「抜き」のコマを作ります。
「癒蔓」という本当の名前が判明し、ユキと智樹の関係が「呪い」ではなく「希望」だったことが証明される回ですね。
次は、いよいよ物語のクライマックス、「第7話:町への帰還と、黒歴史(全国配信)との対峙、そして新しい生活への一歩」 を描きますか?それとも、もっと 「記憶の中の陰陽師と癒蔓の触れ合い」 を丁寧に描写したいでしょうか?